マスカットフェア ワイン紹介② コッポ モンカルヴィーナ モスカート・ダスティ(イタリア/ピエモンテ州)

 イタリアの愛すべきマスカットワイン、“モスカート・ダスティ“。甘口の微発泡です。有名な”アスティ・スプマンテ“と同じようなスタイルで、それより泡立ちが優しいものが”モスカート・ダスティ“。優しい味わいと甘み、キュートな香り立ちと度数の低さ故に、ワイン界の「ほろよい」とも呼べそうな地位を築いています。


 正直、こういうワインは何を飲んでも美味しいのです。宅配ピザとスナック菓子でも用意して気軽に開ける分にはとても楽しい。みんなで映画でも見ながらね。


 ただ、良いモスカート・ダスティは格別。味に奥行きがあり、香りのニュアンスに富み、雪解け水のように軽やかな甘みが口の中を満たすよう。全く飲み飽きず、一本通して楽しませてくれます。杯を重ねるごとに味や香りが広がり、展開し、発展していくのを追っていけるのは、ワインの大きな楽しみの一つ。


 そんなモスカート・ダスティを探す過程はとても楽しいものでした。だって、そこまで良いワインじゃなかったとしてもそれなりに楽しくサクッと飲めちゃうから。ちょっと単調だったねーとか言いながらちゃんとボトルが空いている。これはひとつの美徳です。


 コッポのモスカート・ダスティは、優しく華やかな香りと硬水のミネラルウォーターを思わせるようなカキッとした味わいのせめぎ合いが楽しいワイン。金柑シロップやマスカットや金木犀のような甘やかさと、ミントや渓流のようなひやっとしたイメージの味わいが軽快なリズムを作っています。アルコールは5%。口にするたびにひらひらと舞う、優美な綺麗なモスカート。この寒い時期の澄んだ空気と良く似合います。

仔鹿

はじめまして、仔鹿です。 京都の路地裏のお店で、ゆっくりとした時間に寄り添うワインを売っています。 隅っこでは珈琲を淹れています。 実家の部屋に帰るように、のんびりとこもりに来てください。

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