新酒・山梨ヌーボー 予約販売のお知らせ
今年も仔鹿では山梨ワインの新酒「山梨ヌーボー」の予約販売を受け付けます。
新酒は今年2025年収穫のブドウで作った出来立てのワイン。
本来なら次の春まで味を落ち着かせてから瓶詰めするのですが、新酒だけは例外です。
この時期だけの、出来立てフレッシュな味をお楽しみください。
新酒を作るのは当店でもお馴染み、勝沼のイケダワイナリーです。
9月の頭にワイナリーを訪問しましたが、とても綺麗な状態でブドウが熟していました。
例年お届けしている赤の新酒(渋みの少ない、さっぱりした辛口)に加え、今年はほろ甘いロゼの新酒もご予約受付致します!
ご予約はこちらのフォームからどうぞ。
山梨ヌーボーご予約フォーム
※配送の場合は別途配送料をご連絡致します。本数・お届け先によって送料が異なりますので、送料を確認してから検討したいなどありましたら、お気軽にメールください。ヤマト運輸で700~1000円程度です。
【山梨ヌーボー イケダワイナリー】解禁日:11/3(月・祝)
※11/3(月・祝)以降のお渡しになります。
①新酒・赤 ご予約価格¥1,800+税(赤・辛口)
産地:山梨県産(勝沼町中心)
品種:マスカットー・ベーリーA
収穫年:2025年
②新酒・ロゼ ご予約価格¥1,800+税(ロゼ・ほろ甘)
産地:山梨県産(勝沼町中心)
品種:マスカットー・ベーリーA、甲州、巨峰
収穫年:2025年
今年の新酒も、どうぞ宜しくお願い致します!
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2025年 新酒レポート
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9月上旬にワイナリーを訪問してきました。
イケダワイナリーがある山梨の勝沼町は盆地で、体感では京都市内と同じくらいの暑さと湿度を感じます。
赤の新酒に使うマスカット・ベーリーAは8月のうちに収穫を済ませ、訪問時にはすでにタンクの中で発酵していました。
私も毎日櫂突き(発酵中のブドウ果汁をかき混ぜる作業です)を手伝い、タンクから発酵途中のワインを試飲しましたが、軽やかで香り良く、今年もとても良い出来です。
この櫂突きの作業は1日4回。けっこう腰にくる作業です。
イケダさん曰く、この時期の整体にいくと醸造家ばかりだとか……それでも無事ワインになるまで、何があっても休めません。
さて、マスカット・ベーリーAというぶどうは、ブドウジュースと似た甘い香りがあります。これが私たち日本人の味覚にも親しみやすい一方、あまりに甘い香りが強いと食事をしながら飲むのには少し邪魔になることも。
イケダワイナリーでは収穫のタイミングを調整することで、親しみやすさと食中酒としてのバランスを上手に満たし、サッパリと軽やかな風味に仕上げています。
そして今年から仔鹿でも扱いを始めるロゼの新酒は、ほろ甘スタイル。
赤と同じマスカット・ベーリーAをベースに、キリっとした酸味がある甲州ぶどうをブレンド。そしてほんの少しの巨峰。
味も香りも柔らかく優しいですが、甲州ぶどうの酸味がよく効いていて、後味に甘さが引かない。食事と一緒に楽しめるロゼです。
私もロゼの新酒に使う甲州ぶどうをワイナリーの方と一緒に収穫しました。
低いぶどう棚で中腰になりながら、そして蚊に刺されながらの収穫はそこそこ大変でしたが、このぶどうの酸味のおかげで、新酒ロゼのさっぱりした後味が生まれます。ぶどうの粒をつまみ食いしながら汗を拭き拭き頑張りました。
勝沼で色々なぶどう畑を見ていると分かるのですが、イケダワイナリーの自社畑は大変よく管理されています。
雑草はきれいに刈り取られ、病気対策も小まめに行い、ぶどうの房も小さく切り詰め、ひとつひとつの粒が健康に熟している。こういう作業は夏の暑い時期に行うので、ここまでちゃんとするのは大変です。
(もちろん契約農家のぶどうも使ってワインを作りますが、畑を回ってぶどうの質はちゃんとチェックしています)
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